あめんどうブックス

キリスト教スピリチュアリティの指導者、著作家として世界的に知られ、多くの愛読者をもつヘンリ・ナウエンが、イエスの生涯、その誕生、宣教活動、受難、復活、聖霊降臨までの福音書の世界を案内。多くの著作から選りすぐった黙想で織りなすイエスのストーリーは、その独自の霊的な洞察を通して、思いもしなかった新鮮な福音の世界に導いてくれる。ナウエンの生涯に重要な霊感を与えたレンブラントの素描を併せて収録。

もくじ

はじめに　　マイケル・オラーリン
神のたどられた道
福音の訪れ
手を差し伸べる
福音の中に踏み入る
このためにこそわたしは来たのです
死と闇は克服された
イエス、それは福音

本書は、ヘンリの多くの著作の隙間を埋めようとする試みです。ほとんどの彼の著作には、イエスへの深い関心が根底にありながら、その生涯について書いたものがありませんでした。そこで、オービス社のエルスバーグ氏と私は、イエスについて言及している部分をヘンリの著作から集め、それにレンブラントの描いたイエスの生涯の素描からいくつかを選び、挿絵として採用することにしました。言うまでもなく、ヘンリのスピリチュアルな生活に欠かせない役割を果たした画家の作品です。
各章のテーマに沿い、聖書の言葉、霊想、エピグラフの順に従って読み、黙想していくことができます。読み進む内容は、私たちになじみのある箇所ですが、まったく新しい目が開かれるでしょう。ヘンリがこの旅に同伴し、その着想を分かち合い、彼にとってのイエスの物語の意味を語ってくれることでしょう。（編者「まえがき」より）