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シンプリー・グッドニュース [四六判]

販売価格: 2,530円(税込)

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C.S.ルイスの再来とも言われ、21世紀のキリスト教神学をリードするN.T.ライト。

その神学世界への最適な入門書。
イエスとその弟子たちが告げた「福音」とは?
その真の意味を説き明かす。

著者◎N・T・ライト セント・アンドリュース大学神学部新約学、初期キリスト教学教授。オックスフォード大学ウィクリフホール上席研究員。前ダラム主教。80以上の著書、論文があり、世界各地で講演、各種メディアによる発信も多い。
邦訳:『クリスチャンであるとは』『シンプリー・ジーザス』 『驚くべき希望』『新約聖書と神の民』〈上・下〉『使徒パウロは何を語ったのか』『悪と神の正義』他 

訳者◎山崎ランサム和彦 大阪生まれ、東京大学、ベテル神学校、トリニティ福音主義神学校卒。哲学博士(新約聖書学専攻)。聖契神学校教務主任、鶴見聖契キリスト教会協力牧師。
著書『平和の神の勝利』(プレイズ出版) The Roman Empire in Luke's Narrative (T&TClark) 他。
訳書:V・ロバーツ『神の大いなる物語』(いのちのことば社)他。

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内容紹介

画像: シンプリー・グッドニュース
キリスト教のメッセージは、イエスを信じれば、死んだ後に地獄から救われ天国に行けることだと、多くの人が考えてきた。
しかし、もしそれが聖書の真の教えでないとすれば?
イエスの伝えた「グッドニュース」は、死後のことだけでなく、もっとスケールの大きな、もっと素晴らしいことが起こるものだとしたら?

N.T.ライトは本書で、福音とは何かを捉え直し、それが私たちの将来だけでなく、現在の生き方をも大きく変えることを明らかにする。

キリスト教信仰は、その最初期の形において、「良い知らせ」(福音)、グッドニュースとして提示されました。これこそ、「ゴスペル(gospel)」という古い英語の本来の意味です。
私が主張したいのは、キリスト教信仰を「良い」「知らせ」として捉えるということ自体、
皮肉なことに、今日の人々にとっては耳新しい知らせだ、ということなのです。
「良い知らせ」は良い「アドバイス」へと微妙にすりかえられてしまっています。彼らは言います。
「これが生きる方法だ」。「これが祈る方法だ」。「よりよいクリスチャン、よりよい人間、よりよい妻や夫になるためのテクニックだ」。
とりわけよく見聞きするのは、
「これが死後に備えて正しく歩む方法だ」というものです。「このアドバイスを受け入れたまえ」。
「この祈りを祈れば、あなたは救われる。地獄に行かずにすむ。天国に行ける。そのためには、こうすればいい」と。
アドバイスの本質とは、何らかの行為をさせて、望みの結果を得ることです。
もちろん、それが良くないということではありません。
私たちは皆、それを必要としています。しかし、それは知らせとは別物です。
知らせとは、何か重大なことが起こったという告知です。
そして、イエスと、最初に彼に従った人々が伝えたのは、
その良い知らせにほかならなかったのです。
(本書1章より)


【もくじ】

1 何についての知らせか?

2 愚かな知らせ、恥ずべき知らせ、それとも良い知らせ?

3 王なるイエスについての驚くべき知らせ

4 歪められた福音、競合する「福音」

5 天国再考

6 間違った未来、間違った現在

7 神についての驚くべき知らせ

8 良い知らせを祈る
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