著者:ジーン・エドワーズ
訳者:油井芙美子
版型:四六判並製
ページ数:160頁
自分にとっての信仰上の指導者が、神に選ばれた器とはとうてい思えないとき、いったいどうしたらよいのか。教会や信徒同士のあいだに分裂の兆しが見えるとき、私たちはどうふるまったらよいのか。サウル、ダビデ、アブシャロムという、古代ユダヤの王たちの政権争いをドラマチックに描く本書は、ひどい迫害の中で神に従い続けたダビデの葛藤と信仰を描く。真の権威、服従、心が砕かれることの意味を語ることで、権威主義、抑圧的指導者のもとで深く傷ついたキリスト者の心を慰め、勇気づけてくれる。
[目次]
第一幕
1.羊飼いの少年ダビデ 2.ダビデへの油注ぎ 3.サウル王の精神状態 4.槍を投げつける権利 5.聖なる権利 6.槍を投げつけられたらどうするか 7.ダビデのとった行動 8.答えを知る人は誰か 9.もう一人のサウル 10.逃亡 11.洞窟での生活 12.暗黒の時代 13.逃亡仲間 14. ヨアブの怒り 15.サウルという人物像 16.誰がサウルで、誰がダビデか 17.老勇士の証言 18.アブシャロム二世
第二幕
19.アブシャロム登場 20.あまりに高貴な若者 21.ある賢者との対話 22.宮廷のバルコニーにて 23.アブシャイの説得 24.祭司ツァドクと預言者ナタンの対話 25.祭司ツァドクの昔語り 26.アビシャイとヨアブの憤激 27.最後の決断